校長室より

3学期終業式によせて(校長室から)

 ようやく冬の寒さも和らぎ、春の訪れを感じられるようになりました。去る3月1日には、3年生が卒業し、新たなステージへと歩み始めました。本年度は、コロナ禍も明け、卒業式には皆さんも出席し、卒業生への心温まる「送辞」をはじめ、厳粛の中にも、なごやかな雰囲気のもと卒業式を終えることができ大変嬉しく思っています。

 さて、本日、3学期の終業式、令和5年度の締めくくりの日を迎えました。今年度も皆さんの学校生活の様子やその輝かしい瞬間を集約した校誌「土柱」が完成しました。
校誌からは、この一年、皆さんが様々な活動に取り組み、その積み重ねにより成長していく様子が伝わってきました。特に、ポストコロナ新時代の幕開けともなった今年度、皆さんの成長と活躍は、創立65年目を迎えた本校に、新たな歴史を刻むことができました。

 3学期の始業式の際に、1,2年生の皆さんには1日1日を大切に学習や部活動、学校行事等に励み、充実した3学期を送るとともに「3学期を次の学年のゼロ学期」と捉え、1年生は各自が進むコースを見据えた、2年生は将来の進路を見据えた準備を行って欲しいという話をしました。

皆さんにとって3学期、そして令和5年度はどうだったでしょうか。

 明日から春休みが始まりますが、春休みは 進級を迎える年度の大切な節目です。
この機会に皆さんには3学期、そしてこの一年間の生活を振り返るとともに、改めて「節目ということ」を考えて欲しいと思います。節目とは、新しいことにつながる区切りのことを意味するとともに、気持ちを切り替える大切な機会でもあります。人は、心構えや気持ちの持ち方一つで大きく人間的に成長していきます。

 皆さんには学期の「終わり」、そして新たな学年への「始まり」を意識し、気持ちや生活にメリハリを付けながら、春休みを過ごして欲しいと思います。

 本日は、この後、離任式が行われます。春は別れと出会いの季節と言われますが、これも皆さんにとって節目となります。一期一会という言葉がありますが、お世話になった先生方との出会いや感謝の気持ちを忘れずに、この節目を皆さん一人一人の成長につなげて欲しいと思っています。

 皆さんが気持ち新たに4月、新学期・新年度を迎えることを期待しています。

クッチーナ