校長室より

2学期終業式によせて(校長室から)

 9月1日から始まった2学期も、本日をもって終業式を迎えることとなりました。振り返ってみますと、2学期は、100年ぶりの異例の暑さとなった中でのスタートとなりました。オンラインでの始業式となりましたが、あれから季節も移り変わり、本格的な冬の到来を迎えました。そのような中、2学期は、コロナ前の学校生活を徐々に取り戻すべく、皆さんや先生方が一致団結し、学校行事や部活動、地域でのボランティア活動にと、よく頑張ってくれたと思っています。中でも2学期最大の行事であった阿波西祭は、工夫を凝らした素晴らしいものとなり、学校全体を大いに盛り上げてくれたことに感謝いたします 

 さて、皆さんにとって2学期はどのような学期だったでしょうか。
 2学期の始業式では、当たり前のことを当たり前に毎日きちんと行う「凡事徹底」について話をしました。「凡事徹底」を意識し、一日一日を大切に過ごすことができたでしょうか。このことは、高校生活を送る上でも、社会人として生活する上でもとても大切なことです。2学期の終了にあたり、是非、自分自身に今一度問いかけてみて欲しいと思います。

 1年生は、高校に入学して約9ヶ月が経ち、阿波西高生としての生活リズムに慣れ、学校生活を送っていることと思います。「初心忘るべからず」という言葉がありますが、入学した当初の気持ちを忘れず、3学期も学業に部活動にと頑張って欲しいと思います。

 2年生は、高校生活の半分以上が過ぎ、学校行事や部活動においても中心的な存在となりました。来年はいよいよ3年生になるという、その自覚や心構えができてきているでしょうか。将来の進路をしっかりと見据え、その実現に向けての準備や努力を続けて欲しいと思います。

 3年生は、いよいよ高校生活も残りわずかとなりました。充実した締めくくりを持って、高校生活を終えることができるよう、また新たな環境でいいスタートが切れるよう、気を緩めず残りの学校生活を送ってくれることを願っています。

 こうした話も踏まえて、明日から始まる冬休みにおいては、この1年を振り返るとともに、新たな年が飛躍の年となるよう、目標をしっかりと設定して欲しいと思います。その意味でも年末年始を含む冬休みは節目となる大切な期間であり、家庭学習にもしっかり取り組むとともに、規則正しい、規律ある行動を心掛け、安全で安心に有意義な冬休みを過ごしてください。

 早いもので、今年も残すところ10日となりました。来年が皆さんや阿波西高校にとって素晴らしい1年となることを心から祈っています。

 クッチーナ